8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/13(土) 23:56:03.93 ID:YUY/Ua/DO
「ここに居てもらわなきゃ困るわよ。生徒会での重大発表だもの。会長と副会長がいなきゃ」
「……念のため、その重大発表とやらの内容を聞かせてもらいましょうか」
「とりあえず、ここの彼。うちで面倒見る事にしたから」
「……は?」
予想外の答えに思考がフリーズする。再起動までに三秒を要した。彼女は強敵だ。説き伏せるには入念な準備がいる。まず、理論を組み立てなければならない。そして、相手の反論を予測・封殺し、こちらの思い通りの展開に──
「簡単なメディカルチェックは済ませたし、お祖父様の伝手で身元も確認したけど該当は無し。このままじゃ、どうせ施設送りだろうから……ね?」
駄目だあちらの方が早い。ルルーシュは驚愕したが、持ち前の負けず嫌いが発動して再び頭を回転させた。先手を取られたのは痛いが、次はこちらのターンだ。絶対に論破してみせる。
「……正気ですか?」
「もちろん?」
「危険です。目が覚めた途端、襲いかかってくるかもしれないでしょう」
「こんなに衰弱してるのに?」
「……俺は将来的な事を言っています。学園の生徒に危険が及んでからでは遅い。速やかに警察へ引き渡すべきです」
1002Res/860.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。