819: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/05(木) 11:06:01.20 ID:+RjyVImDO
「そんなに変わっていないだろう」
「変わったよ。ここで話しかけた時とか、凄く近寄り難かったもん」
「そ、そうだったのか」
衝撃的なカミングアウトだった。いつもにこやかな彼女からもそんなふうに思われていたとは。
「ぼんやりしてるかと思えば、凄く難しい顔してたりするし。今もそうだけどね」
「……だが、シャーリーはこうして良くしてくれている」
「ふふーん。さあ、それはどうしてでしょう?」
悪戯っぽい笑みを浮かべたシャーリーは両手を後ろ腰に回したまま、体を前に折り曲げて見上げてくる。
「簡単だ。君が優しいからだろう」
ライが即答すると、彼女はたじろいだ。
「え? えと……せ、正解! 私が優しいからっ」
「……?」
どうしてシャーリーが動揺しているのか分からず、ライは首を傾げた。
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