981: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:47:24.91 ID:vkOYs0mDO
「はい」
「理由を聞いておこうかしら」
「記憶探しのためです。租界の中はほとんど散策したので」
「カレンも一緒にねぇ。……ボランティア活動? これ嘘でしょ」
報告書をひらひらさせながら、ミレイが疑わしげな視線を向けてきた。
「世話係だってボランティア活動ですよ。条件だけ見れば」
ルルーシュが補足してくれるが、ミレイの胡乱な表情は晴れなかった。むしろ、さらに不機嫌そうになってしまった。
「どっちの提案?」
「僕です。カレンには無理を言って付いてきてもらいました」
「嘘ね。あなたの性格から言って、一人で行くでしょ。女の子なんか絶対に連れて行くはずない」
「…………」
完全に見透かされている。ミレイは生徒会メンバーの性格を熟知しているのだから当たり前だ。そんなことすら重い至らなかった自分に、ライは苦い気持ちになった。
「で、ナイトメアに乗って大立ち回りを演じた……と。え、これホント?」
ミレイに問われ、ルルーシュは肩を竦めてため息を吐いた。ライは固い表情のまま頷く。
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