982: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:48:58.47 ID:vkOYs0mDO
「……とんでもないわね、あんた」
ミレイは咎めるわけでもなく、感心したような様子だった。ライはどうしていいかわからず、ルルーシュの方を見た。目を閉じている。
もしかして、彼は寝ようとしているのではないだろうか。
「その件で、ミレイさんと話がしたかったんですが……」
「私が帰ってこなかったと。まあ、なんとも巡り合わせの悪い」
「それで生徒会副会長のルルーシュと、ブリタニア軍人のスザクに報告しました。僕の処遇を決めるのであれば、適任だと判断したんですけど……」
「どうせあれでしょ。ここから出て行こうとか考えたんでしょ」
「…………」
「ほんっとに変わらないわね。そういうところ」
ミレイから怒られ、ライが縮こまっていてもルルーシュは微動だにしない。
「でも、そのままだとミレイさんに迷惑をかけます。悪い事態になることも考えられました」
大事にならなかったのは単に運が良かっただけだ。バレるバレない以前に、ゲットーでそのまま死んでいた可能性だってある。
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