過去ログ - 【ラブライブ!】真姫「夢を見る夢を見る」
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123: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:03:18.64 ID:nW1uzgQuo
「強い強いって、さっきから何なのよ。そう言って私たちを馬鹿にしてるんでしょう。まるで――まるで、私たちを子供扱いしてるみたい」

「――子供でいられるうちは、子供でいた方がいいんだよ」

穂乃果ちゃんはあの頃となにも変わらない瞳で、世間を知り尽くした、疲れた大人のように呟いた。
以下略



124: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:06:30.60 ID:nW1uzgQuo
穂乃果はやはり表情を変えずに淡々と言った。
私は、穂乃果に青春という言葉を回顧の意味で使ってほしくなかった。
けれど、言葉が出ない。
不思議な説得力があった。

以下略



125: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:08:23.00 ID:nW1uzgQuo
私ははぐらかされた気分だったが、ともかくこの話をにこちゃんの前ですることだけはできなかった。
なぜなら、にこちゃんは私よりもずっと大人だからだ。
馬鹿にされていると感じるに決まっている。

にこちゃんが戻ってきてから、神社へ行く支度をはじめ、そしていざ移動する段になっても私は、先程の穂乃果の発言について考えていた。
以下略



126: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:09:54.08 ID:nW1uzgQuo
いつもの神社につく。お賽銭をいれて、みんなで願い事をする。

「なにをお願いしたの?」

にこちゃんが穂乃果に尋ねる。
以下略



127: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:11:57.06 ID:nW1uzgQuo
にこちゃんがげんなりした顔で言う。

「もちろん、私はプロのアイドルになれますように、ってお願いしたわ!」

「知ってる」
以下略



128: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:13:30.16 ID:nW1uzgQuo
穂乃果がにっこりと笑う。
けれどその笑顔をそのまま受け取ることはできなかったし、第一穂乃果に言ったことは嘘だった。

(もう一度、もう一度だけ、九人揃ってライブがやりたい――)

以下略



129: ◆VJRQu9X6ME[sage]
2015/07/02(木) 22:14:55.14 ID:nW1uzgQuo
ここまでになります。

次回は五日以内にできれば投下したいと考えていますが……確実にできるとは申し上げられません、すみません


130:名無しNIPPER[sage]
2015/07/03(金) 00:36:42.26 ID:gzHIyJXY0


待ってる


131:名無しNIPPER[sage]
2015/07/03(金) 07:22:13.96 ID:vDOs6wrwO
乙です


132: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/09(木) 20:32:06.70 ID:gycOjT0xo
更新が遅れてしまい申し訳ありません。
書きながら、進めていきます。投下ペースはゆっくりになりますが、ご了承ください。


133:名無しNIPPER[sage]
2015/07/09(木) 21:33:54.83 ID:R8jHYLsLo
ファイトやで!


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