過去ログ - 加賀「反転電波を浴びたから提督を搾首手ポキするわ」 R-18G
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26:名無しNIPPER[sage]
2015/06/16(火) 21:40:38.32 ID:S7xHHFuio
 
 苦痛と、酸欠と、元から鎮痛剤で縮まった思考をさらに狭くした部分で考える。
今夜は病室の様子から新月、異変が始まってずいぶんと時間がたってしまったようだ。迷惑をかけた。
ライトの反射で見える加賀の笑み、唾液が飛んだのかまた歪んだ。今度は中指がゆっくりと曲げられる。

 「――っ、あ――!」

 遠くなり始めた意識を呼び戻す灼熱のような痛み。喉仏が脈動して加賀の手のひらを滑った。
そのとき、一瞬だけ手が緩み、胃袋ごとひっくり返りそうな息が、しかしまた締まって漏れ出しただけで止まる。
再度、眉をひそめたが、しばらくすると、いいことを思いついた、とまた異なる笑みを浮かべた。

 「汚らしいわね、口を閉じることもできないのかしら」

 また呼吸をさせてから、今度は思いっきり張り手を顔面に張って、指に手をかけ始める。
今度は薬指だ。しかし、これまでの行動から、加賀はこちらを苦しませようとしていることは明白。
なにを、するつもりだ……? しなやかな指は今度はこちらの爪をひっかけるように、曲げられ始めた。

 「ギャ、ギ―ィ――?!」

 ゆっくり、ゆっくり力がかかる。折れ行く薬指と同時に爪が剥がれていく。
首にかかる力は定期的に緩み、こちらが意識を失うことを許さない。身体が反射的に跳ね上がった、が
いつのまにか上に跨っていた加賀は、体重をかけてそれを静止させている。ついに完全に剥がれて。

……水分を摂っていないでよかった。失禁するのはさすがに恥ずかしい。くだらない考えが、浮かんだ。



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