過去ログ - みく「死の港町にて」【モバマス×メタルマックス3】
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◆Freege5emM
[saga]
2015/07/12(日) 15:52:35.44 ID:Sw6KNBMIo
●05-05
「……ところで、美優さんのほうは調子どうにゃ?
さっき言った通り、この街はどんどんまずいことになるにゃ」
「マユラーの触手に捉えられたら、一人じゃまともに抵抗できないわ。
ということで、仲間を集めようとは思ってるのだけど、なかなか信頼に足る相手は……」
賞金首の討伐に単騎で挑む賞金稼ぎは少数派である。
賞金稼ぎは普段からチームで行動するか、仕事のときだけチームを組むかしている。
仲間集めの仲介を行うのもハンターオフィスの役目であった。
みくからプエルト・モリの地下道について話を聞いた美優は、
ひとまず彼女を案内人としてキープしておくことにした。
「……あなたは土地勘があるみたいだし……雇っても、いいわ。
討伐メンバーの目処がついたら、道案内ぐらいはしてもらうと思う。
マユラーが出たら、適当にマグナムガデスぶっ放しておきなさい」
「贅沢は言わないにゃ。そもそも、マユラーがいなくなったら当面はなんとかなるにゃ。
みくにツテはないから、面子は美優さんに任せるにゃ」
三日後、待ちかねた美優からの連絡を受けたみくは、
討伐に同道する人間と顔を合わせることになった。
そこには、みくがもっとも出会いたくない人間がいた。
「美優さん……美優さんって実は、知り合い少ないにゃ?」
「腕前は……確かよ。丁度いいでしょ。あの子にマグナムガデスの持ち主だ、って認めさせるのだから」
集合場所では、みくの渋い顔から投げつけられる視線をどこ吹く風に、
のあが火炎放射器の手入れを行っていた。
「最近、プエルト・モリにルーシーズって大物食いの賞金稼ぎチームが出入りしてるって噂があるの。
それで、彼らの獲物を横取りした、なんてみなされたらたまらないと思ったのか、
集まってきたほかの賞金稼ぎが、別のところに行っちゃったらしいのよ」
「……ああ、確かにあのサイボーグなら、そういうこと気にしなさそうだが、にゃあ」
こいつ……むしろ、こいつらに背中を見せて、
地下道を先導しなきゃならないのか……とみくは心中で嘆いた。
(続く)
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