過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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12:名無しNIPPER
2015/06/15(月) 23:46:10.12 ID:WdlZ8A6J0

団長「……■■■坊や、止めなさい」



今、首に剣が触れるかどうかという所でそう呟く。

それは人の、青年自身の愛称だった。

青年「………っ!!」

そして、青年はその振るった剣を、今切り飛ばさんとしていた者の首筋にあてがうにどどめる。無意識に止めてしまった。

それは今はもう誰も呼ぶ事の無い、幼い頃から面倒を見てくれた爺や……妹ですら呼ぶ事の無い、かつてただ一人だけ自分をそう呼ぶ者がいただけの自分の名前だった。

団長「………馬鹿な子……分かっていてもやはり手が止まる、母親と同じ顔で名を呼ばれただけで、ね?」

トン、と……青年の脇腹に音が響く。

青年「…………っ……」

青年は下を見る。そこには自分の脇腹に……革製の防具を貫いて突き刺さる剣が見える。

団長「……それとも、敵視はしても母の姉は斬れない、そうおもいとどまってくれたのかしら?坊や……?」






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