過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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857:名無しNIPPER
2015/07/05(日) 23:17:59.84 ID:eEwVKwTH0

…………

音も無く森の中を移動する影があった。

大男「………………」

木々の枝を蹴り、幹をつたい、翔ぶように進む。

その巨躯の男はあまり多くを語らない、語る必要を感じないからだ。

時折語る必要が生じると言葉の出し方を忘れたようにボソボソと呟く程度にしか声が出ない、人に聞こえる音量で話すのに苦労する。それほどにこの大男は寡黙で、人と話す必要がないほどに孤独だった。

生まれは知らない。物心つく頃には戦っていたと思う。

人、猛獣、そして軍隊……その迫り来るすべてを蹴散らし、生きてきた。それ以外には何もない。

歳は知らない。数えた事がない、最近ようやく年齢というものを数えるのが普通なのだと知ったのだがそんなもの戦いには必要ない知識だ、まあ、だが数えるとすれば産まれて20年程度だろう、細かい事は苦手で知りたいとも思えなかった。

大男「…………あそこか」

森の木々の合間を進みながら、巨躯の男は目を細め、頭のなさかをあわせね住むむ




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