27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/16(火) 00:37:18.62 ID:rcfS4V6Mo
その嬉しそうな顔を見た私は……さっきまで毛布の中で丸まって抱え込んでいた櫻子への想いを、無性に打ち明けたくなりました。
今ならちゃんと、言える気がしたのです。そして今この時を逃せば、一生言えなくなるとも思えたのです。
「櫻子っ……!」
「ん?」
「あ、あの…………今日は電話、しなくてもいい?」
外はすっかり暗いので、私の顔が赤くなってしまっているのは櫻子たちからは見えないでしょう。
だからこそ、勇気を出せました。「会話の流れ」にうまく乗って、自然に想いを伝えられました。
「あーいいよ。もう寝るんだもんね」
「……!」
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