過去ログ - 真姫「にこちゃんと夜空に架かる虹を見るわ」
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51:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:00:21.57 ID:Uv2wZz1J0
少なくとも、にこちゃんの覚悟はとっくに固まっている。

入院してから最終点検の検査を受けている間、にこちゃんは始終落ち着いていた。
今朝など病室に迎えに来た私の術衣とマスク姿がおかしいのか、指さして笑う余裕すらあった。
よっぽど手術の準備で短く刈られたあなたの頭の方が面白いわよと言ってやりたかったが、医者としての情けで黙っておいてあげた。
以下略



52:名無しNIPPER
2015/06/17(水) 22:01:48.41 ID:dOB/C+nfO
ええぞ


53:名無しNIPPER[sage]
2015/06/17(水) 22:03:34.08 ID:bE1K2fE/o
見てるで


54:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:03:42.04 ID:Uv2wZz1J0
それとは対照的に賑やかだったのが、付き添いの仲間たちだ。

「ファイトだよっ、にこちゃん!」

「ご武運を祈っています」
以下略



55:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:05:19.26 ID:Uv2wZz1J0
古来──西洋科学に膝を屈して医学と名を変える前──医術はアートだったという。

ならば──7人もの芸術の女神たちが騒がしく見守る中で、失敗なんてできるはずがないわよね。

「……西木野先生?」
以下略



56:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:13:13.02 ID:Uv2wZz1J0
結局その手術は、私の医者としての最後の仕事となる。

そして、にこちゃんがアイドルとして復帰することは二度となかった。


以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:18:27.14 ID:pPEPTbdF0
「き……きもちわるいぃ!?ふざけんじゃないわよ、真姫ちゃんはもうオバサンになりかけてるかもしれないけど、宇宙ナンバーワンアイドルのニコニーはこれからもずーっと永遠の17歳で立派に通用するんだから!」

な、な、なんですって!?この知性と美貌を誇る天下の西木野真姫に向かって、よりによって、オ、オバ、オバ……!
いやいや、落ち着け私。これじゃあまたにこちゃんのペース、高校生の時から全く進歩がないじゃないの。

以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:21:15.67 ID:pPEPTbdF0
にこちゃんの回復は周りの医療関係者が仰天するほどめざましいものだった。

わずか1カ月程度の入院の間ににこちゃんは言語能力をほとんど完全に取り戻し、無粋な短下肢装具こそまだ外れないものの杖無しで歩行し、身の回りのことを全て自立でこなすほどになった。

カンファレンスの術後経過報告の時、教授は冷淡に一度頷いただけで次の症例の発表を促した。
以下略



59:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:25:46.67 ID:pPEPTbdF0
とはいえ、アイドルならぬ歌手業に復帰するにはあまりにもブランクがあり過ぎる。

最初はにこちゃんが完全に自立できるまでサポートするだけのつもりが、作曲や作詞を頼まれ、キーボードとピアノを弾き、バックバンドと交渉し、ネットの配信を見て声を掛けてきたCM会社とやり取りし……とやっているうちに、いつの間にかにこちゃんとの二人組のユニットに仕立て上げられてしまっていた。

一方で、長いブランクの間に得たものもあった。
以下略



60:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:27:26.56 ID:pPEPTbdF0
「にこちゃん、疲れてない?」

「何言ってるの、このニコニーは……」

「はいはい、宇宙ナンバーワンアイドル、でしょ。さっさと始めるわよ」
以下略



61:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 22:28:51.52 ID:pPEPTbdF0
◇◇◇

「じゃあ全員揃ったところで、部長から一言!」

希が例によって、突然にこちゃんに挨拶を振る。
以下略



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