1:名無しNIPPER
2015/06/18(木) 18:28:06.87 ID:/ac1uI9CO
一昨年の夏、俺は中学生最強の投手だった。
最速145kmのストレートに多彩な変化球、なんと言ってもキレのあるスライダーは高校でも通用する。
はずだった。
四月
薬師高校入学式
男「やっと終わった、長いなこの高校の入学式」
男「そうだ、今日ヒマだし野球部見に行こうかな」
部員「ファイトー」
男「おっ!やってる、やってる、どれどれ」
部員A「おい、見ろよあそこ」
部員B「あの人がどうかしたのか?」
部員A「あいつ男だよ、中2にして全中優勝投手のあの男だ」
部員B「うち公立だよな?推薦なんてなかったはずじゃ」
部員A「あいつ怪我したらしいぜ、中3の頃、肘と肩、両方手術したらしい」
部員B「なんにせよ手術は成功したんだろ?なら登板してもらおうぜ、せんりょくになるか確かめたい」
部員B「部長いいですよね?」
部長「ああ」
部員A「そこの君、男君だよね?野球部入部希望だよね?ちょっと投げてみてよ」
男「え?俺ですか?あ、はいわかりました」
ざわざわ
部員C「全中優勝投手の男が投げるらしいぞ」
部員D「怪我してから投球みるの初めてだけど、どうなんだ?元通りなら甲子園も目じゃないぞ」
男「久しぶりの投球だ、このマウンドの感じ懐かしい、キャッチボールは済ませたから肩はできてる」
男「全力で投げてもいいですか?」
部長「ああ、すきに投げろ」
そして男は大きく振りかぶり、彼と同期なら誰でも知っている、以前と変わらないモーション
男「ふんっ!!」
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