過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】 -SS速報VIP

過去ログ - 原田美世「……迅帝？」　【モバマス×首都高バトル】

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137:１[saga]
2015/06/21(日) 07:26:06.12 ID:6Gs9lLDG0

　藤巻に案内され、ファクトリーＦＵＪＩの奥へと進む。
　使われなくなったレーシングカーのフレームや、ばらされたエンジンの部品、大小様々な工具等。

以下略

138:１[saga]
2015/06/21(日) 07:27:33.95 ID:6Gs9lLDG0

「……解るかい？」

　岩崎は、そう聞いた。

以下略

139:１[saga]
2015/06/21(日) 07:29:01.00 ID:6Gs9lLDG0
九章　オーバーホール

　年の瀬が迫る十二月。

以下略

140:１[saga]
2015/06/21(日) 07:30:16.20 ID:6Gs9lLDG0

　レッスンも終了し、日が暮れた午後七時過ぎ。寒波到来の中、マッシブライダーズの面々は、わざわざバイクで通勤してきている。

「……うぉっ！？　ちょーさみーしー……」

以下略

141:１[saga]
2015/06/21(日) 07:31:27.38 ID:6Gs9lLDG0

　どうにか内藤自動車に辿り着いた頃には、三人とも指先の感覚が無くなっていた。気合と根性だけでは、寒さに勝てなかった。

　ガレージ前にバイクを停車させると、一目散にガレージの中に駆けこんだ。

以下略

142:１[saga]
2015/06/21(日) 07:32:31.54 ID:6Gs9lLDG0

「……そういう事な」

　三人の行動に納得したのか、内藤は自動販売機でホットコーヒーを三本買った。

以下略

143:１[saga]
2015/06/21(日) 07:33:55.12 ID:6Gs9lLDG0

　買い忘れた差し入れの変わりに、ホットコーヒーを買ってから、美世の籠っている奥のガレージに入り込む。

「おーっす。美世ー。居るかー？」

以下略

144:1[sage]
2015/06/21(日) 07:37:09.75 ID:bCO+6yGKO
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145:１[saga]
2015/06/21(日) 07:39:32.76 ID:6Gs9lLDG0

「だって……これすっごいんだよ？
　ベースはＮ１用のＲＢ２６だね。これなら、普通のＲＢ２６よりもブロックの肉厚があるから、耐久性も優れてるよ。
　８７パイの鍛造ピストンに、コンロッドはＨ断面だね。クランクは、ノーマルをＷＰＣ加工して、高回転高出力に耐えられる様にしてる。あえてノーマルストロークのままで、高回転の伸びだけを追求してるんだ。

以下略

146:１[saga]
2015/06/21(日) 07:40:52.39 ID:6Gs9lLDG0

　美世の口から、次々と飛び出る言葉。三人には、何の呪文なのか解らない。

　今の美世は、亡霊に取り憑かれたとしか、形容出来ない。それ程、狂っていた。

以下略

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