過去ログ - ANKO―地獄のオニばばあ―【ごちうさ】
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8: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:22:10.09 ID:aAVNrnd80
千夜「あら?あなたは?」

 ある日、幼き千夜は道端に捨てたれた一羽の仔ウサギを見つけトコトコと近づいてゆく。

 その仔はボロボロの姿で弱々しく震えながらダンボール内から近づく少女をジっと見つめていた。
以下略



9: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:22:52.31 ID:aAVNrnd80
千夜「……ただいまぁ」

婆ちゃん「お帰り。おやつの前に手を洗ってうがいしておいで」

千夜「はーい」(コソコソ)
以下略



10: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:23:43.50 ID:aAVNrnd80
千夜「ほら。お腹空いてるでしょ?食べていいのよ?」

仔うさぎ「・・・」

 仔うさぎは目の前に差し出された栗羊羹へ警戒するように少し鼻をひくつかせ、やがてゆっくりと一口噛り付いた。
以下略



11: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:25:53.98 ID:aAVNrnd80
千夜「あった」

千夜「急いで戻らなきゃ」(タッタッタ

 無事に救急箱を見つけることが出来たが思ったよりも手間取ってしまった。
以下略



12: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:32:51.98 ID:aAVNrnd80
婆ちゃん「千夜」

千夜「は、はい」

婆ちゃん「なんだい?この子は?」
以下略



13: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:39:57.39 ID:aAVNrnd80
婆ちゃん「………はあ」

婆ちゃん「分かったよ。アンタは誰に似たのか頑固だしね」

 しばらく考え込み、軽くため息をつきながらおばあちゃん―――甘兎庵の女主人の祖母は孫の申し出を了承した。
以下略



14: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/21(日) 23:41:09.52 ID:aAVNrnd80
―連絡―

本日分はここまでです。

続きは明日以降で。


15: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/22(月) 22:20:02.76 ID:vRlK8qGV0
それから「あんこ」と名づけられた仔うさぎは千夜の看病の甲斐もあり見る見る回復してゆき、一週間が経つ頃にはすっかり元気な姿となっていた。

今も千夜に与えられた栗羊羹を元気に頬張っていた。


以下略



16: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/22(月) 22:26:39.06 ID:vRlK8qGV0
千夜「ほら、シャロちゃん。この子がこの前に話したうさぎさんよ」

シャロ「わーかわいいー」

あんこ「・・・」
以下略



17: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/22(月) 22:40:46.78 ID:vRlK8qGV0
なんと、それまで千夜の腕の中でぬいぐるみの様に大人しくしていたあんこは、千夜の腕から器用に抜け出すと差し出されたシャロの手に噛み付いたのだ。


シャロ「!!」

以下略



18: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/06/22(月) 22:48:59.08 ID:vRlK8qGV0
シャロ「うう。ぐすぐす」

千夜「あんこ。シャロちゃんに遊んでもらえてよかったわね」

あんこ「(フンスフンス)」
以下略



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