過去ログ - 律子「待ちくたびれたプロデューサーへ」
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33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/23(火) 02:21:48.31 ID:O6N65gcso
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 はー、と思わずため息が転がり落ちそうになるのを、すんでのところで受け止める。
 祝賀パーティとは言うけれど、私には堅苦しくて仕方ない。

 踵の高い靴も徐々に慣れてきたと思っていたけれど、
夕方から続くパーティも零時を回ると、さすがに足腰も痛んでくる。

 会場を一回り、来賓に顔見せと挨拶を済ませて、私は帰り支度を始めた。
 こんなとき、未成年だから、という言い訳は便利だなと思う。

「一応、主賓なんだけどねーっ」

 オホホ、とおどけてから、周りに人が居ないことを確かめて胸を撫で下ろす。
 ピンヒールからぺったんこのパンプスに履き替えて、私はそそくさと会場の隅を歩いて行く。
 やることはやったし、周りの人間は気持ち良くお酒に酔っているし、あとは私が居なくてもさほど支障はないだろう。


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