過去ログ - 穂乃果「私、魔法少女になる」
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3: ◆W9LNIhXYhlEG[sage saga]
2015/06/28(日) 01:09:04.78 ID:qnI9Zj2e0
男「さぁ、この汚れた身を焼き払い幸せな世界へ」

その水は、嫌な匂いをしていて、ストーブのような…。

穂乃果「まさか…」

私はことりちゃんの手を掴んで外に逃げ出そうとすると、逆にことりちゃんがそれを阻んで私の腕をひいて、

ことり「穂乃果ちゃんも、幸せに、なろ?」
うつろな目。ことりちゃんは私を逃がすまいと腕にまとわりつく。

男の人が、ライターを取り出して、火をつけようとします。
焼け死んじゃう、このままじゃみんな死んでしまう。

穂乃果「やだ…」

なんで、どうして。
ことりちゃんは、この状況が当たり前のように、楽しそうに、嬉しそうに男の人が掲げるラーターを見ていて、
もう、駄目なのかな、どうしてこんなことになってるのかな、もう穂乃果にはわかんないや。
そう思ってぎゅっと目を閉じると。

「申し訳ありません」

聞き慣れた声。
その声と共に、私が目を開けると、

穂乃果「海未ちゃん…!…海未ちゃん?」

海未ちゃんがライターを持っていた人の手から、寸分狂わずライターだけを狙って弓を放った。

海未「説明は後です!」

空間がぐにゃりと歪んだ。
穂乃果が戸惑っていると、腕にかかっていた力がなくなって、ことりちゃんが気を失って私にもたれかかっている。

穂乃果「海未ちゃん……」
海未「大丈夫」



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