34: ◆W9LNIhXYhlEG[saga sage]
2015/07/14(火) 21:58:56.76 ID:7m1V8y9a0
真姫「私ね、スクールアイドルのクラブに入ったの、また音楽するわ。ほら、前に来たでしょ?小泉さん。あの子と、あの子の友達の星空さんと…」
こんなに、学校のことを話したのは久しぶりかもしれない。
私は、今日のことがほんとうに嬉しくて嬉しくて、二人でいたママとパパに話した。
真姫「小泉さんは、引っ込み思案だけど声が綺麗で、星空さんは…体育見てる感じだと、すごく運動神経がいいわ」
こんなに、誰かのことを話したのはいつぶりだろう。
真姫「それで、それでね…本当は、小泉さんをμ’sに入れてあげたらそれでいいかなぁって思ってたんだけど、私も誘ってもらって、それで、嬉しくて」
ママは、熱っぽく話す私の言葉を本当に楽しそうに聞いてくれていた。
でも、パパは少し…不満気にしている。あぁ、そうか。私、やめなさいって言われていたのに。
真姫「勝手に始めちゃってごめんなさい。でも、私、やっぱり音楽がやりたいの。…ちゃんと一番をとって医学部に行くわ。だから…やらせて?」
そう、言ってもパパは頷いてはくれなかった。
活動を続けて、成績も残せば、文句言わなくなるかしら。認めてくれるかしら?きっとそうよね…なら、真姫ちゃん頑張っちゃうんだから。絶対2つとも成し遂げてみせるわ。
……この時、もっと真面目に、パパを説得しておけばよかったのかもしれない。
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