過去ログ - 「一度きりの快楽のために、男性を殺してもいいのでしょうか」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/06/28(日) 22:23:14.32 ID:+75bTOz70
私はよく恋をして、その度止まらなくなってしまう。
バイト先の先輩や同じ講義を受けてる奴とかならまだ他人も許せるというものだ。
それが厄介な事に、道端ですれ違った人や雑誌の写真にまで本気で恋をしてしまう。
そして遅くとも一週間のうちには「私の部屋に来ない?」となっているのだ。
「まあ見てくれはいいからね、アンタ」
「性格は良くないね」
「分かってんじゃんビッチ」
「否定が出来ない」
ハンバーガーを齧りながら親友に言う。
こんなものじゃ一欠たりともえいようになりはしないのだ。
「消化」はされても「吸収」はされない。
「損な身体よね、恋多き乙女じゃないと生きることさえ出来ないなんて」
「うふふ、私生まれながらにして脳内お花畑なの、清楚系ビッチなの」
「アンタそれ事情知ってる奴以外に絶対言うんじゃないわよ」
まあ流石に大学に通うような歳だ、そろそろ自分でも分かっている。
私の恋は、摂食行動そのものだった。
男の精をもらわなければ、生きていけないのだ。
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