過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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122:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 21:59:21.98 ID:UuQpesv2o
「あ、優美子。あたしそろそろ部活行くね。また明日ー」

「うん、またね結衣」

「じゃーね。姫菜ー、あーしらも帰ろっかー」
以下略



123:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:00:05.35 ID:UuQpesv2o
「うあわわっ」

「っとぉ!」

走っていたその勢いが止まりきらず、ぶつかる寸前でヒッキーに肩を押さえつけられるようにしてようやく止まった。
以下略



124:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:01:07.99 ID:UuQpesv2o
ていうか、あの、いつまで肩掴んでるの……。

「行ってないだろ、ちゃんと待ってる」

「あ、いや、うん……。わかったから、手……」
以下略



125:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:02:20.65 ID:UuQpesv2o
「ううん、いいよ。止めてくれてありがと。でもさー、ヒッキー教室で待ってくれてると思ったんだよー」

「それはその、なんだ……。俺なんかと一緒に出るの見られると、お前に迷惑かなと」

ヒッキーは本当に申し訳なさそうに話している。
以下略



126:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:03:13.46 ID:UuQpesv2o
しかも恥ずかしいとか、なにそれ。少しだけ頬を膨らませて愚痴っぽく話すことにした。

「ふーん?あたしといるの見られるのが恥ずかしいんだ……。あたしは別に、恥ずかしくないんだけどな……」

「いやちが、その…………悪い。なんでもない。忘れてくれ……」
以下略



127:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:04:13.54 ID:UuQpesv2o
両方の掌を優美子に向けてぶんぶん振りながらこの場を言い繕う。なんでこんなに必死なんだろう、あたしは。

「ふーん……。そう。ヒキオ、ちょっと」

優美子は顎でヒッキーを呼びつけ、二人だけでヒソヒソと話を始めた。
以下略



128:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:05:25.49 ID:UuQpesv2o
残されたヒッキーも力のない別れの挨拶を呟いて、あたしの傍にやってくる。

「じゃ行くか」

「あ、うん」
以下略



129:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:06:28.73 ID:UuQpesv2o
このまま会話がないのも寂しいので、別の話をすることにした。

「なんか、部室じゃなくて生徒会室に行くのってまだ慣れないね」

「確かにそうだな。つっても場所が変わっただけでやってることはあんま変わんねぇからな。すぐにまた慣れるだろ」
以下略



130:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:09:37.65 ID:UuQpesv2o
「変なの」

おもわずクスッとした笑いが漏れると、ヒッキーは安心したように、いつもの表情に戻った。なんだったんだろ。


以下略



131:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:12:06.57 ID:UuQpesv2o
「やっはろー!ゆきのーん」

「うーす」

「こんにちは、ちょうどよかったわ」
以下略



132:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 22:12:51.93 ID:UuQpesv2o
「そうね、もうすぐ12月になるものね」

「今年も終わりか。早かったな、あけおめ」

「それ早すぎない!?」
以下略



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