過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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229:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/18(土) 12:45:18.92 ID:zVr0z0Ijo
段ボールはめぐり先輩の目の高さまであり、足取りも覚束なくて危なっかしいったらありゃしない。自然と俺も体が動き、立ち上がっていた。
「めぐり先輩、持ちますよ」
「あ、比企谷くん。えへへ、ありがとねぇ」
「いえ」
めぐり先輩から段ボールを受けとるとずしりとした重さが腕にのし掛かり、危うく落とすところだった。なにこれ……ダンベルでも入ってるの?
「ね、ついでで悪いけど、今からちょっとだけいいかな?伝えたいことがあるの……」
めぐり先輩は背伸びをして、俺が抱えている段ボール越しに、はにかむような笑顔で顔を見つめながら話す。
うおお……すげぇ威力だ。あどげない先輩の年下のような笑顔。いやもう年上とか年下とかなんでもいい。めぐりんという概念が凄い。
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