過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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296:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:14:01.44 ID:RYx/9kaJo
雪ノ下と由比ヶ浜がいて、その後ろに俺と一色。俺の横の後輩はふんふんと上機嫌に鼻唄を歌いながら、店内のメニューや商品のPOPを眺めている。

「せんぱーい。何がいいですかねー?」

一色はきゃるんっと甘えた声で俺に尋ねる。オススメとかそんなの決まってるだろ。奢りだぞ?
以下略



297:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:15:27.73 ID:RYx/9kaJo
一色は最後に音符が付いていそうな、楽しそうな声色で俺に注文を告げる。おふぅ。お前それいくらになんだよ。

「聞く意味も容赦もねぇなお前……。わーったよ、席行ってろ。持ってってやるから」

「わぁーさっすが先輩、頼れるぅー」
以下略



298:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:16:48.06 ID:RYx/9kaJo
「ふふっ。冗談よ。あとその動きは気持ち悪いわ」

「あはっ。わかってるよ。あとそのキョドりかたキモい」

二人とも笑顔で俺を安心させてからしっかりと落としてきた。転がされてる感ぱねぇ。
以下略



299:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:19:36.52 ID:RYx/9kaJo
向かいにいる由比ヶ浜と雪ノ下を見ると、同じくバゲットに海老やらアボカドを挟んだものを二人で半分こしているようだ。

仲のよろしいことで。大変良いことだと思います。にしても女子のアボカドチョイス率の高さは異常。そんなに美味いかあれ?あんま味しねぇんだけどな……。

「先輩、一口食べます?」
以下略



300:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:21:04.35 ID:RYx/9kaJo
一色の言葉を途中で遮るように、由比ヶ浜と雪ノ下がドヤ顔でかぶせてきた。なんでそんなに自信まんまんなのかしら。いやまぁあってるんだけど。

「あ、はい……。そうですね、知ってましたけど。さっきポッキー貪ってましたし……。はい、一口あげますよ」

「だからいらねぇって。お前が食え」
以下略



301:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:22:40.40 ID:RYx/9kaJo
「先輩、可愛いとこありますねー。そんなの気にしなくていいのに」

普通は気にするだろ。同姓でも躊躇うのに、ましてや異性の後輩とか気にしないほうがおかしい。

お前はあれか?リコーダー俺にペロペロされても気にならんのか?うわ俺の発想きめぇ。
以下略



302:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:26:09.72 ID:RYx/9kaJo
「比企谷君が、その……困っているでしょう?そろそろ……」

雪ノ下はおずおずといった感じで一色にやんわりと釘を刺す。俺への助け船だろうか。正直なんでもいい、俺にとっては渡りに船だ。

俺はああいったものをどうやって上手くかわせばいいかよくわからない。知らないのだ。
以下略



303:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:27:17.56 ID:RYx/9kaJo
「あなたたちにも先に少し聞いておきたいのだけれど」

「なになに?」

「イベントについて。どんなものが考えられるかしら?」
以下略



304:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:28:15.94 ID:RYx/9kaJo
一色の言葉を口火に、各位が発言を始めて会話が活性化する。やっぱりこういうのは最初の発言が大事だな。

「あー、先輩絶対ダイコンっぽい。超噛みそう」

「わかるなーそれ。ヒッキー超テンパりそう」
以下略



305:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:29:16.27 ID:RYx/9kaJo
「由比ヶ浜がなんとかしてくれるだろ」

「えぇっ!?い、いくらぐらいかかるのかな……」

由比ヶ浜はうーんと唸りながら首を捻る。
以下略



306:名無しNIPPER[sage sage]
2015/07/30(木) 21:30:24.89 ID:RYx/9kaJo
「クリスマスとはあんまり関係がないですねー。あとすぐに終わっちゃいそうな気がします」

「それならクイズ大会!」

「……ご長寿早押しクイズでもやる気か?」
以下略



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