過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
1- 20
31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/29(月) 22:27:50.47 ID:KG8R2sxio
雪ノ下は俺たちの言っている意味を理解すると、顎に手をあててなにかを思案し始めた。数秒の間考え、ゆっくりと口を開く。

「……どっちから言い出したことなの?」

「ヒッキーだよ。あたしは生徒会長に立候補しようとしてたから……」

由比ヶ浜は辛そうに目を伏せて消え入りそうな声で話した。雪ノ下と争うという決断には痛みが伴ったせいだろうか。

「そう、比企谷君が……。これが、あなたの望む解決なの?」

「そうだ。お前の意思を汲んだ上で、お互いの望みを叶えるにはこれしかないと思った。…………不満か?」

「い、いえ。私は…………悪くない気分よ」

俺はこれまでに雪ノ下のいろんな笑顔を見てきた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice