過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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463:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 13:33:34.67 ID:3q9LfLs3O
一色さんを筆頭に別れの挨拶が行われ、解散の運びとなった。
姉さんも一緒に六人でコミュニティセンターを出ると、寒々とした風が足元を吹き抜けた。
ふと空を見上げると、曇に覆われているのかいつもなら見えているオリオン座も月も見えなかった。
「いろは、ちょっと暇あるか?」
葉山君が外に出てすぐ、一色さんに声をかけた。
「あ、はい。なんですか?」
「スパイク見に行きたいんだけど、付き合ってくれないか?」
「……えぇっ!?わたしだけ?い、いいんですか?」
一色さんは狼狽えた後、控えめに念を押すように確認している。一色さんの驚きようを見る限り、一人だけでこういったことに誘われるのは初めてのようだ。
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