過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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493:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 05:50:40.70 ID:bDJjjpJNo
観察もほどほどに、何をしたらいいかわからず右往左往している小学生の元に向かうことにした。留美ちゃんがいたのは予想外だったが、俺は会長から頼まれたことをやらねばならない。

「じゃあ小学生のところへ行ってくるよ」

「……え、ええ。お願い」

雪ノ下さんは昨日まで以上に沈痛な面持ちで、ともすれば今にも泣き出してしまいそうだ。反応も鈍く、声にも芯が通っていない。俺はその理由をわかっている。

陽乃さんに何か言われたのだ。ここまで落ち込むような、痛烈な何かを。

俺には陽乃さんが何かを言おうとしているのはわかった。あの場で言わなかったのは、友人や彼の前でというのは憚られたか、陽乃さんなりのせめてもの優しさだろう。


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