過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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515:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/17(月) 06:26:45.87 ID:bDJjjpJNo
そんなことを考えていると、どこから聞いたのか、陽乃さんは雪ノ下さんが生徒会長になろうとしていることを知って、本気ではなさそうに軽く俺に言った。

「ついでに隼人も入れば?生徒会長じゃなきゃ兼任でもなんとかなるでしょ。どうせ雪乃ちゃんじゃ上手くやれないだろうから、フォローしてあげれば?」

陽乃さんは別に俺に何かを期待してそう言ったわけではない。雪ノ下さんの状況を聞くのに、俺が近くに居たほうが都合が良いか、単純にそのほうが面白くなると思っただけだろう。

根掘り葉掘り聞かれる俺が真実を話すかどうかもまた、陽乃さんにとってはあまり関係がない。俺の話しぶりから察することができるから。

俺が生徒会に入るだけの意味は自分の中にもう見出だせていた。それでも決めきれなかった俺の最後の後押しをしたのは、皮肉にも俺への興味を失っている陽乃さんの言葉だった。


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