過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
↓ 1- 覧 板 20
559:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:26:48.99 ID:k1AwEidto
俺はこれからも、可能な限り一人でなんでもやろうとするだろう。けれど俺一人の力なんてたかが知れているから、出来ないこともたくさんある。
そのとき、俺に足りないものを持つ人が傍にいてくれたなら、お互い様だと思ってくれて押し付けあえるなら。
俺にはないものを持っている他人だから、眩しくて、憧れて。だから俺はもっと、そいつらのことをわかりたい。知りたい。
でも、もしも、もしも俺が原因で一人では立てない、誰かの助けなしでは立ち上がれない人を生んでしまったとしたら。俺のせいであれば、俺にできるのは───。
考え事をしながらも手を動かしていると、紙でできた雪の結晶が降り積もっていた。
やがて最後の一つが優しく折り重なると、俺と留美は互いに顔を見合わせた。
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。