過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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559:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/24(月) 23:26:48.99 ID:k1AwEidto
俺はこれからも、可能な限り一人でなんでもやろうとするだろう。けれど俺一人の力なんてたかが知れているから、出来ないこともたくさんある。

そのとき、俺に足りないものを持つ人が傍にいてくれたなら、お互い様だと思ってくれて押し付けあえるなら。

俺にはないものを持っている他人だから、眩しくて、憧れて。だから俺はもっと、そいつらのことをわかりたい。知りたい。

でも、もしも、もしも俺が原因で一人では立てない、誰かの助けなしでは立ち上がれない人を生んでしまったとしたら。俺のせいであれば、俺にできるのは───。



考え事をしながらも手を動かしていると、紙でできた雪の結晶が降り積もっていた。

やがて最後の一つが優しく折り重なると、俺と留美は互いに顔を見合わせた。


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