過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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780:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 12:45:04.45 ID:eNgRSOWAO
「そうだよ。聞きたくないって思ってたけど、それでも、ヒッキーの気持ちをちゃんと聞けて、よかった」
そう話す二人の表情を、声を、温度を、感情を。胸の内にしっかりと仕舞ってから、生徒会室の扉を閉めた。
部屋を出て数歩ほど歩いたところで、必死に堪えていた理由のわからない涙が僅かに滲み出たが、拭うことなく足を動かし続けた。
☆☆☆
先輩はわたしの姿を見つけると、意外そうに目を瞬かせながら近づいてきた。
「なんだお前、戻ってたのか。なんでこんなとこにいんだ?」
先輩はさっき聞いたような熱い感じじゃなくて、いつもと変わらない話し方みたいだった。でも、目がちょっとだけ赤いですよ。
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