過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
↓ 1- 覧 板 20
797:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:01:59.71 ID:eNgRSOWAO
葉山先輩と同じような気遣いの台詞が返ってきて、少し複雑な気持ちになった。やっぱり二人は似た者同士で、通じあってるんじゃないですかねー。
「またな」
先輩はポケットに手を突っ込んで歩き始める。離れていく背中を見ていると、もう一つだけ伝えたくなった。
798:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:02:52.40 ID:eNgRSOWAO
やれるだけとかじゃなくて、絶対って言って欲しかったな。やれるだけやっても、それで壊れちゃったらどうしてくれるんですか。責任とってくれるんですか?
そう言いたくなったけど抑えておいて、すぐにまた会うことになる先輩に別れを告げた。
わたしの大切なものなんだから、先輩だけの責任にしてちゃダメだよね。
799:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:03:36.78 ID:eNgRSOWAO
生徒会だけじゃなくて、先輩の頭の片隅にでもわたしの居場所があるといいな。
わたしらしくない、慎ましくてささやかな願いを消えかけた太陽に向けてみる。
けどやっぱり、葉山先輩にも先輩にも、わたしの入れる隙間はないんだということを改めて自覚すると、さすがに悲しくなってきた。
800:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:04:19.48 ID:eNgRSOWAO
おもわず溜め息と愚痴が漏れてしまった。まぁいっか、今は一人だし。
手すりにもたれ掛かり下を向くと、右目から一滴だけ涙が零れ落ちた。
あれ、さっきは涙なんか出なかったのに。
801:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:04:59.25 ID:eNgRSOWAO
どうせあの三人はわたしと葉山先輩に気を使わせないようにとかって、いつも通りでいようとするに違いない。ならわたしもできる限りいつも通りでいられるようにしないと。
自分の大事な場所を守るのに人に任せっきりでいいわけないんだから、自分でもちゃんとやれることをやらないとね。
「うぅ、さむさむっ!」
802:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/02(金) 13:06:41.79 ID:eNgRSOWAO
ちょっと短いけどキリがいいのでここまで
俺乙
今度こそ後2回で一旦終わり
1回で最後まではたぶん無理なので
803:名無しNIPPER[sage]
2015/10/02(金) 14:48:44.85 ID:L2Rp4ZlsO
おつです今回も面白かったです 次も楽しみにしてます
804:名無しNIPPER[sage]
2015/10/02(金) 15:26:41.67 ID:Sq6NVGQgo
乙です!
805:名無しNIPPER[sage]
2015/10/02(金) 18:01:24.84 ID:vXPy2Znho
おつ
806:名無しNIPPER[sage]
2015/10/02(金) 18:31:27.70 ID:yt8MUXydO
乙です
807:名無しNIPPER[sage]
2015/10/02(金) 20:13:41.34 ID:Mc4HqZLho
乙です
いろはかわいすぎんだけど
958Res/569.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。