過去ログ - 奉仕部の三人は居場所について考える
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894:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 16:52:36.29 ID:kAKMmD4ho
「だな、戻るか。風邪引きそうだ」

「うん……」

寒さに負けてバルコニーから戻ると、部屋が温室のように感じられた。じわじわと沁みるように暖かさが浸透し、体が徐々にほぐれてくる。

「はー、生き返る……っと、そうだ。ちょっと待ってくれ」

このタイミングで言うのがいいのかよくわからないまま、キッチン向かおうとする二人を呼び止めた。

雪ノ下と由比ヶ浜は小首を傾げて立ち止まる。

けど折角葉山と一色が気を使ってくれて三人になれたんだ。渡しておこう。

「……これ、よかったら貰ってくれるか」

言って、袋から包みを二つ取り出した。昨日チキンを取りに行く前に悩み悩んで買ったものだ。


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