過去ログ - 【艦これ】神通「姉さん、朝ですよ!」川内「嫌だあああ起きたくない!」
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37:名無しNIPPER[saga]
2015/07/04(土) 00:03:07.44 ID:2RLR/fRf0

 さっきまでの勢いが失せてしまった皐月は川内を前にただおろおろとしてしまう。
 そこに助け舟を出したのは叢雲だった。

「ぜひ貴女が旗艦の部隊に入れてほしいんだってさ。丁度いいじゃない、貴女の所今駆逐艦三隻でしょ?他より一隻足りない。ほら丁度いい」

「勝手な事言わないで叢雲。私は提督に部隊メンバーについて苦情入れに来たってのに」

「あら? 私の可愛い姉妹達になにか御不満?」

「あの子達訓練上がりでしょ? 何、私に嚮導とは別に訓練官もやれっての?」

「川内程の腕なら沖ノ島に放り込んでも生きて帰ってくる位には仕上げられるでしょ? 期待してるのよ、これでも」

「引きこもりに期待なんて、アンタ見る目無いわね」

「コスプレ忍者が引きこもりなんて聞いたことないわね。皐月はあるかしら?」

 今まで黙って二人の会話を聞いていた皐月は、急に話を振られた事に驚いてまたも慌てている

「ぅえ? コ、コスプレ忍者って何!?」

「あら、そういえば、川内。制服は新しいのに装備は初期のをつけてるのね」

「叢雲、そこまで」

 叢雲が川内を煽っていく中、提督が止めに入る。

「皐月のお願いはこの後川内と相談しておくから、今は寮におかえり」

「う、うん。わかったよ司令官。じゃあね」

 皐月が退出したのを皮切りに叢雲は秘書艦用のデスクにどかっと座り、川内は部屋の隅に置いてあるソファに体を投げた。

「提督、あの面子は今までサボってた分の利子のつもり?」

 川内は脱力したまま顔だけ提督に向ける。

「いや? 似た者達をかき集めただけだが」

「似た者ねぇ……例えば?」

「吹雪はここに来た頃の川内そっくりだ。やる気と体が別に動いていて見てるといつ転んでしまうかとハラハラするよ。白雪はあぁ見えてトリガーハッピーでな、戦闘となると一目散にぶっぱなし始める。初雪はダウナー系気取っているが、本気で動かせればそこら辺の駆逐艦には劣らない結果を叩き出すぞ」

「ごめん、よくわからない」

 提督の説明を聞く気があるのかないのか。川内は一言で切り捨てる。

「簡単に言おうか。吹雪は一番初めの頃の川内。白雪は夜戦をしている時の川内。初雪は今の川内。そして皐月は未来のお前の、あるべき姿だな。将来像と言ってもいい」

「勝手に皐月を所属させないでってば」



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