133: ◆jSMhOnCsDM[saga]
2015/07/21(火) 23:43:34.87 ID:rkG+liIa0
……ああ、そうだ、あの言葉。やけに挑発的な赤い眼が突き刺さる。
きっとあの言葉に縛られているのだ。そうに違いない。でも大丈夫、今すぐ解き放ってあげますね。
神通、あなたは提督に会える。あなたは彼の唯一の秘書官なのです。
あなたがいないと彼は困ってしまいます。生きていけないのかもしれません。
疲れているから近づかないというのは、それはそれはおかしな理屈。疲れているのなら癒して差し上げるべきでしょう?
あなたにはそれができます。権利があるし、義務でもある。執務室は閉まっています。
でもあなたには、神通には、
私にはそれを開放する術がある。
だって、他の誰の代わりでもなく、提督が自ら選んだ唯一の秘書官ですから。
瞬間、体が浮き、空を飛んでいるような錯覚。少しくらい飛んでいたかも。脳の思うままに歩を進めて行って、気づくと執務室の目の前だった。鍵がかかっている。
私にはこれを開ける術があった。左手に握った術を使用してカチャリと音がしたとき、口元は緩んでいたと思う。提督はすでに眠りに就いているのだろう。好都合だ。
神通「提督、やはりお疲れだったのですね。私としたことが気づけなくて……。私がお傍で癒して差し上げましょう」
神通「…………いま参ります♪」
475Res/254.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。