271: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2015/08/03(月) 22:00:48.51 ID:pZ2c0fHa0
◇
無論。
火急の用など、完全なる出まかせである。
元々の用事であった管理棟からの書類を受け取り、提督は悠々と自室に戻った。
中に入ると。
赤城『提督!
火急の用とは一体?』
案の定、赤城が提督に詰め寄る。
提督『ああ……それな……
嘘だ』
赤城『……は?』
ふぅー、と大きく息を吐いて提督は告げると、間抜けな反応が返ってきた。
提督『嘘だよ、嘘』
手をヒラヒラさせながら答える。
赤城『……何故、そのような』
赤城の言葉からは呆れのようなものが感じられる。
意識した途端、赤城に表情のような物が見え始めるのだから、不思議なものだ。
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