過去ログ - 【艦これ】加賀「……さて、と」
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689: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:30:53.88 ID:O1rXuCk8O
土砂降りと剛風の中、手を前に突き出したまま赤城は島の外周を走る。

例え砂浜に足を取られそうになっても、腕は水平に保つ。

土砂降りと剛風の中、赤城は下半身だけ海に浸かった。
以下略



690: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:31:21.36 ID:O1rXuCk8O



その行為は何日も何日も連続し。

以下略



691: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:32:06.05 ID:O1rXuCk8O



取り憑かれたようになった赤城を見ても、提督は何も言わなかった。
提督は、何も言わなかった。
以下略



692: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:32:34.87 ID:O1rXuCk8O
しかし、下衆はその答えを受けて思案し始めた。

『ははーん……提督の性癖だな?何をさせられてるんだ?』

赤城『お答えしかねます』
以下略



693: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:34:29.72 ID:O1rXuCk8O
『待て』

呼び止められる。

赤城『……何でしょうか』
以下略



694: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:35:27.24 ID:O1rXuCk8O
『?!……』

予期しなかった艦娘の反抗に、たじろぐ同期。
その驚きの表情は、次第に怒りへとその姿を変えて。

以下略



695: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:35:53.20 ID:O1rXuCk8O
赤城『……っ!』

殴られた頬が熱い。
だけど腕は水平のまま。

以下略



696: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:36:26.79 ID:O1rXuCk8O
『何を見てるんだっ……』

同期が掌の水平器に気付き、それを奪い取って投げ捨てた。

あっ、と声は出たが。
以下略



697: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:37:03.89 ID:O1rXuCk8O
赤城『ぁぐっ……』

鼻が砕け、血が止まらなくなる。
右目にもろに拳を当てられ、白目が真っ赤になる。
指先を殴られ、変な方向に指が曲がる。
以下略



698: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:37:33.14 ID:O1rXuCk8O
窓からの鮮烈な光によって、不気味な影が赤城自身に浮かび上がり。

『うお……うおおおおお!!』

得体の知れない闇を赤城の瞳の中に見た気がして、同期の恐怖はピークに達した。
以下略



699: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:38:08.10 ID:O1rXuCk8O



その瞬間、赤城はありえない程に集中していた。

以下略



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