708: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:43:26.70 ID:O1rXuCk8O
これまでの朗らかな物語の雰囲気とは打って変わって、グロテスクな最期を遂げるのではないか。
その事を考えると、なんだかいつも、泣きそうになる。
赤城『……っ……ダメ……』
709: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:43:56.73 ID:O1rXuCk8O
◇
加賀『あ……』
710: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:44:28.66 ID:O1rXuCk8O
赤城『……』
きっと彼は自分のしていることに自覚が無いのだろう。
何の意図でそんな事をしてるのか、やはり赤城にはわからない。
711: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:45:14.31 ID:O1rXuCk8O
加賀『……そう、ですか……』
赤城は答えない。
加賀『……今日も、寝ないつもりですか』
712: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:45:54.48 ID:O1rXuCk8O
◇
何時間経ったろうか。
ふと。
713: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:46:23.84 ID:O1rXuCk8O
加賀『……それは、少し……気になるというか……』
赤城『……』
何が、とは聞かない。
714: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:47:08.28 ID:O1rXuCk8O
◇
日が昇り。
太陽がキラキラと海面に反射する。
715: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:47:36.25 ID:O1rXuCk8O
ふぅ、と深く息を吐いて、集中。
艤装が軋む。
赤城は右腕を見た。
716: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:48:02.58 ID:O1rXuCk8O
赤城は艤装に火を入れながら、ペロリと左薬指を舐めた。
それを頭上に突き出す。
風向きのチェックだ。
赤城『……風向きは……南南東……』
717: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2016/04/28(木) 23:48:37.18 ID:O1rXuCk8O
自分はさっきから。
疲労によって意識は朦朧としており。
腕を水平にする、という事を考えてはいなかった。
にも関わらず。
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