過去ログ - 【艦これ】那智「皆に慕われる提督」
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131: ◆aKZmxL4TCc[saga]
2015/07/14(火) 22:05:09.41 ID:NTQ/Mim70


深海提督「お前たちが俺の過去を理解してくれて、協力してくれたのは、本当に嬉しいんだ。ありがとう…」



 装甲空母姫は、目を見開く。

深海提督「どうやら…俺は当分の間目を覚まさないだろう……」

装甲空母姫「………………」

 装甲空母姫はただ頷く。

深海提督「おそらく…この鎮守府はいずれ地上の奴らに襲われるだろう…。その前に、ここを移動せねばなるまい…。俺が目覚めるまでの間は、お前が…

     指揮を執ってくれ…」

装甲空母姫「……………ああ」

 装甲空母姫が返事をしたのを聞いて、深海提督は少しだけ笑い、目を閉じた。目を閉じだ後からは、定期的な寝息が聞こえてくる。

装甲空母姫「この男は………」

 実は装甲空母姫は、この深海提督―黒海瞬時が使い物にならなくなったら、適当に処理する予定だった。しかし、さっきのような言葉をかけられた後で、

そんな外道な事ができるはずがない。そこまでの情を装甲空母姫は持っていた。

装甲空母姫「……………戦艦棲姫」

戦艦棲姫「はい?」

 装甲空母姫は、そばにた戦艦棲姫を呼び、告げる。

装甲空母姫「この鎮守府を捨てて、新たに拠点を作る。そのための準備を始める。姫級と鬼級を全員会議室に呼び出すのだ」

戦艦棲姫「了解しました」

装甲空母姫「それと、この提督を始末するのは、やめる」

戦艦棲姫「……ですよね」

 戦艦棲姫は、少しだけ微笑みながら答えた。

 しかし、深海提督が目覚める事は、もう無かった。


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