5: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:32:16.06 ID:KTS1N5hb0
紬「うふふっ、私、学校の先輩とこんな風にお店に入るのって初めてなんです。
なんだかとっても楽しくって♪」
恵「あら、そうなの?」
6: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:33:39.69 ID:KTS1N5hb0
恵「ところで、一人……なのよね? なんだかめずらしいわ」
紬「そうですか?」
恵「ええ。
7: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:35:32.66 ID:KTS1N5hb0
恵「──なるほど。
良いわね、そういうのって……」
紬「あっ、でもでも、唯ちゃんたちには内緒ですよ?」
8: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:36:48.97 ID:KTS1N5hb0
恵「ところで、澪たんは元気?」
紬「はい、とっても元気ですよ〜」
恵「相変わらず可愛くて綺麗?」
9: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:38:49.32 ID:KTS1N5hb0
恵「ああっ、澪たんが恋しいなぁ。
大学生活もとっても楽しくはあるんだけど、澪たんほどの魅力を持った人は居ないのよね」
紬「確かにそうかもしれないですね。
澪ちゃんもですし、唯ちゃんもりっちゃんも梓ちゃんも、みんなみんな魅力の塊ですからっ」フンス!
10: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:40:26.05 ID:KTS1N5hb0
恵「ええ」
……たぶん、気を使って頂いたのだと思います。
紬「うふふっ、ありがとうございます♪」
11: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:44:27.77 ID:KTS1N5hb0
紬「?」
私は周りに意識を向けてみました。
すると。
12: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:46:02.86 ID:KTS1N5hb0
紬「うふふ、ありがとうございますっ♪」
曽我部「えっ?」
紬「曽我部先輩は美人さんですから、一緒に居る私もそんな風に見えるんですね」ウンウン
13: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:47:50.12 ID:KTS1N5hb0
恵「……う〜ん。
本気でそう思っているのがわかるから、逆になにも言えないわね」
苦笑する曽我部先輩。
14: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:49:06.53 ID:KTS1N5hb0
恵「……私ね、あなたたちと出会えてよかったなって思ってるの」
紬「えっ?」
恵「澪たんにとことんハマってた日々は凄く楽しかったし、
15: ◆DtyewqsIqtbm[saga]
2015/07/02(木) 06:52:01.69 ID:KTS1N5hb0
恵「でも、思うのよ。
もしもあなたたちと出会えなかった高校生活は──それでも幸せなものではあったのでしょうけど──
今思い返して感じるほどの、ここまでの充実感は無かったんだろうなって」
そっと目を閉じる曽我部先輩は、なにを見ているのかな……?
24Res/9.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。