過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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192: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:41:44.72 ID:sLS4dz7v0
・・・・・・私は巻き込まれないように、そっと皆さんから距離を取りました。

扶桑さん、山城さんの2人と、金剛さんはこういう席でも何かにつけてケンカを始めようとしてしまいます。

だけど、今はみんな気分がいいので、ちょっと矛先を変えてあげれば、争いは生まれずに済みます。
以下略



193: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:42:33.76 ID:sLS4dz7v0
その役目はもう必要ないみたいです。皆さん、お酒がいい感じに回ってきたみたいですし。

手に負えなくなってきた、という面もあります。皆さん、赤ら顔で脱いだりもつれ合ったりと大変なことになってます。

オトナの人はお酒を飲むと、どうしてこういう風になってしまうのでしょうか。
以下略



194: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:43:10.31 ID:sLS4dz7v0
私は賑やかな宴会の席から少しだけ離れて、そこでひとり杯を傾ける彼女のそばに座りました。

電「あの・・・・・・沖ノ島海域、突破おめでとうなのです」

伊勢「あ・・・・・・う、うん。おめでとう」
以下略



195: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:44:19.84 ID:sLS4dz7v0
伊勢「・・・・・・私といても楽しくないでしょ。向こうに行きなよ」

電「でも、一言伝えたいことがあるのです」

伊勢「え・・・・・・何?」
以下略



196: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:44:46.89 ID:sLS4dz7v0
電「敵の主力艦隊との戦闘のとき、開幕航空戦で重巡をクリティカルで轟沈させたのは伊勢さんの艦載機でした」

伊勢「あ・・・・・・見ててくれたんだ」

電「はい。砲戦でも、伊勢さんの主砲で2隻も戦艦を沈めていました。だからMVPも取ったのです」
以下略



197: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:46:05.90 ID:sLS4dz7v0
伊勢さんは、艦隊で完全に孤立しています。着任当初からの扶桑さん、山城さんとの確執は変わらぬままです。

着任した当初の金剛さんは、伊勢さんを自分サイドに引き入れて扶桑さんたちと対抗しようとしていた時期もありました。

ですが、伊勢さんの人柄を見て「組む価値なし」と見たらしく、すぐに伊勢さんを相手にしなくなりました。


198: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:46:32.69 ID:sLS4dz7v0
伊勢「私、けっこう張り切ったんだよね。索敵機も空母の2人に負けないくらいしっかり飛ばしてさ」

伊勢「それで砲戦が始まったら、相手をよく狙ってバーンって撃って、いい感じに当たったの」

電「そ、そうですね。すごいです」
以下略



199: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:47:13.18 ID:sLS4dz7v0
隼鷹さんは誰とでも話しますが、どちらかと言えば話してて楽しい人と話します。

人と話さない期間が長引いた伊勢さんは、会話の受け答えが下手になり、話を求められればオチもヤマもない話をするようになりました。

そのため、「話してもつまらない」と判断され、隼鷹さんにさえほとんど話しかけられなくなってしまいます。
以下略



200: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:47:57.99 ID:sLS4dz7v0
実は最初に乾杯したときまで、伊勢さんは近くに座っていました。

扶桑さんの乾杯の音頭に合わせるタイミングを失い、話にも入って行けず、伊勢さんはひっそりとその場から離れていきました。

その1人で飲んでいる姿があまりにもかわいそうで、かわいそうで・・・・・・とても放ってはおけませんでした。


201: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/07/19(日) 16:49:40.07 ID:sLS4dz7v0
伊勢「・・・・・・はあ。でも、こういうのは辛いな。みんなと全然うまく打ち解けられなくて・・・・・・」

電「その・・・・・・きっと、頑張っていれば皆さんも認めてくれると思うのです」

伊勢「そうかな? 今もけっこう頑張ってるつもりなんだけどね」
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