過去ログ - 電ですが、鎮守府の空気が最悪なのです
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825: ◆hJ5a7d.jWc[saga]
2015/09/13(日) 22:26:31.77 ID:Lv9/9Z470
電「何ですか、不知火さん?」

不知火「アカギドーラ様を討とうなど、正気の沙汰ではありませぬ! 電様もその恐ろしさをわかっておられるはずではないのですか!」

不知火「我々にできることはアカギドーラ様に祈りを捧げ、許しを乞うことだけです! それだけが我々の命を……」

電「恥を知りなさい!」

私の怒号を聞き、不知火さんだけでなく他の駆逐艦たちもはっと目を見開きました。私は更に声を荒げます。

電「命惜しさに許しを請い、迷信に踊らされ、挙句の果てには己の身の可愛さに守るべき仲間の命を売り渡すなんて!」

電「あなた方はいつから奴隷に成り下がったのですか!こんな醜態を晒して、英霊たちになんて言い訳をするつもりなのです!」

駆逐艦たちの誰もが顔色を変えました。ある者は蒼白に、ある者は紅潮し、私の言葉に反応しなかった者はひとりもいません。

勝利を確信した私は拳を突き上げ、必死に声を絞り出します。


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