76:名無しNIPPER[saga]
2015/07/07(火) 23:46:06.29 ID:Ku6n+8PR0
ザクッザクッザクッ…
数日後。
千早と一緒に俺の実家に帰って、穴を掘っている自分がいた。
両親は年を取ってこんな田舎に居て、何かあるといけないから、俺が頼んで街中のマンションに越してもらったので、今はここには誰も住んではいなかった。
都会に行った俺に、たまには顔を見せろと言う意味もあったのだろう。
彼等が引っ越す条件として、俺に提示したのは、俺が定期的に家に帰って様子を見て、それを両親に報告するという事だった。
そして…それが幸いして、ど田舎にも拘らず、俺が突然ここに帰って来ても特に誰も訝しがる人はいなかった。
そして俺は…家の庭に設置してある焼却炉の前で、機械的な動きで、冷たい地面を黙々と掘っていた。
勿論。一緒に持って来た袋の中身を埋める為に……。
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