過去ログ - 京介「別れよう」 黒猫「え……」
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156:名無しNIPPER[saga]
2015/07/09(木) 22:30:50.70 ID:qU5Gp0AYo

京介「いーや伝わらねーな。あんなのじゃ全然足りない」

黒猫「くっ、今以上を望むと言うの? どれだけ底なしなのかしらこの雄は」

京介「俺の愛は極大だからな。例えば十人くらいなら同時に愛せそうだぜ!」

黒猫「莫迦な事を言ってないで、早く先程の台詞をもう一度言って頂戴。そうすれば最大限の愛をもって応えてあげるわ」

京介「どの台詞だ?」

黒猫「どこまで私を辱めれば気が済むのかしら。その、私に、未来への約束を取り付けようとしたでしょう? あれを」

京介「全然分からん」

黒猫「そう……。考えてみればあなたは基本的に自分から動くタイプでは無かったわね。ならば私から、と言うのも時代に即した流れと言えるでしょう。良いわ、しかと聞きなさい!」

京介「結婚しよう」

黒猫「――ズルいわ。いつもいつもあなたはズルくて卑怯で姑息で、どうしようもない程に私の心をかき乱す」

京介「俺が大学を卒業したら必死に働いて金を稼ぐからさ、そしたらどこかのアパートでも借りて一緒に暮らそうぜ。そして黒猫が卒業したら結婚しよう。な?」

黒猫「……はい。不束者ですが、末永くよろしくお願いします」

京介「こちらこそよろしくお願いします。死が二人を分かつまでずっと一緒だ」

黒猫「ふっ、あなたの魂は既に我がモノとなっているのよ。死さえも私達を切り離す事は不可能だわ」

京介「そうか。じゃああの世でも一緒だな」

黒猫「ええそうね。でも、まずは現世に於ける人生を謳歌しましょう。後の世のために、私達にも、その、こ、子どもが必要だわ……」

京介「子作りの練習ならたくさんしたもんな。いつでも本番いけるぜ!」



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