過去ログ - 京介「別れよう」 黒猫「え……」
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53:名無しNIPPER[saga]
2015/07/08(水) 19:21:26.67 ID:Xa0P4W41o
ふと黒猫を見ると目が合ってしまい、慌てて逸らされる。今度はこちらに向こうとしない。
全身を真っ赤にした黒猫は本当に可愛くて俺は今すぐどうにかしたい衝動に駆られるが、まだそれをしていい状態じゃない。
京介「黒猫」
黒猫「は、はいっ」
京介「まずは謝罪させてくれ。俺の迂闊な言動でおまえを強く傷付けてしまった事を後悔している。本当に済まなかった」
黒猫「もうそれについては良いわ。あなたの想いがずっと私に向いていたと分かったから、もう大丈夫。だから頭を上げて頂戴」
京介「ああ。……もう俺はおまえを裏切らないと誓うよ。そしてもう一つ、言っておかないといけない大事な用件がある」
黒猫「……」
京介「瑠璃、もう一度俺と付き合ってください! お願いします!」
黒猫「……」
京介「都合の良い事を言っているのは承知の上だ。あやせと関係が切れてないから二股になっちまう。それでも俺は――」
黒猫「はい、私もあなたを愛しています。だから気にしないで頂戴。全てを分かった上で、それでも私はもう一度あなたと一緒に居たい」
京介「瑠璃……ありがとう……」
二人同時に歩み寄り、抱き合う。
黒猫「ずっとこうしたかった。やっと私のもとに戻ってきてくれたのね」
京介「もう離さないからな」
黒猫「ええ、今度こそ大丈夫だと安心させて欲しいわね。だから、まずはいつもの契約を履行しましょう」
そして俺たちは一ヶ月ぶりになるキスをした。
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