過去ログ - 万里花を愛でるニセコイSS「アンミン」
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14:名無しNIPPER
2015/07/08(水) 00:32:32.32 ID:34pzihRt0


カーテンの隙間から、昇ったばかりの太陽の日差しが差し込んでくる。
幸せそうにすやすやと眠る万里花とは対照的に、楽は一睡もすることができなかった。

何しろ、自分になら何をされても構わないなどという女の子が、あどけなくも美しい隙だらけの寝顔をして、無防備にも自分の腕の中で眠っているのだ。
小さくて形の整った唇から、規則的な寝息が漏れる。

楽はその唇から目が離せなかった。万里花が息を吸うたび、知らず知らずのうちに楽の顔が吸い寄せられていく。
その柔らかそうな唇は、一体どんな感触がするのだろう。

徹夜明けの痺れた頭が下そうとしているのは、謝った判断なのか。
それとも、余計な壁が取り払われた、深層の心理なのか。


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