過去ログ - 雪ノ下「いつものように比企谷くんを罵倒していたら泣きだしてしまった」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:19:39.53 ID:nEefnmZe0
朝 自室



八幡「ん……」


八幡「……なんだ、夢か」


八幡(中学時代の、イジメられてるとまでは言わないもののそれなりにキツイ記憶が蘇ってきた。陰口だとか、もしくは本人にあえて聞こえるように放たれた悪口だとか、そういった類

のものだ。とにかく、あまり良い寝起きじゃない)


八幡「はぁ……」


八幡(……学校行くか)


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2:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:20:45.75 ID:nEefnmZe0
教室



戸部「っべー、隼人くんそれマジっべーわー」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/07/10(金) 00:22:03.87 ID:st0KNGkAO
ちょっと期待


4:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:22:13.91 ID:nEefnmZe0
奉仕部 部室



八幡「……」ガラガラ
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:23:10.06 ID:nEefnmZe0
八幡(そう言って雪ノ下は読書へと戻り、部室にはページを繰る二人分の音だけが響く)


八幡(が、どうにも目が滑る。読書に身が入らない。頭の中が紙みたいに薄っぺらくなって、文章が入ったそばから流れ落ちてしまう)

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:24:43.08 ID:nEefnmZe0
雪ノ下「そうね、本当のことを言えばさっきのあなたは干からびたミミズのような有様だったわ。熱されたアスファルトに転がっている、ね」


八幡「……」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:25:40.18 ID:nEefnmZe0
雪ノ下「……ちょっと、比企谷くん? 何を俯いているのかしら? 私に対して何か言うべき言葉が、」


ジワッ

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:27:02.96 ID:nEefnmZe0
雪ノ下「あ、あの」オロオロ


八幡「……」グスッ

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/07/10(金) 00:27:44.57 ID:3tV0gR4uO
一度雪ノ下の毒舌は口元にガムテープ貼るか縫い合わせて封じた方がいいな


10:名無しNIPPER[sage]
2015/07/10(金) 00:28:07.23 ID:wz2JBeYc0
なーかしたーなーかしたー


11:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:28:26.49 ID:nEefnmZe0
雪ノ下(やはり、黙って突っ伏しているだけ。一体どうすれば)オロオロ


八幡(……なんて無様だ。下らない感傷で心が弱っていたからって、こいつの戯れ混じりの言葉で泣くはめになるとは。惨めで惨めでたまらない)グスグス

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:29:49.13 ID:nEefnmZe0
雪ノ下(……そうよね。毎日毎日あんなに罵っていれば誰だって傷つくわよね。だって言うのに、わたしは彼の気持ちを察することもなく、楽しいやり取りをしているものだと勝手に思い込んで)


雪ノ下(本当に傲慢なのは私の方じゃない)

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:31:44.11 ID:nEefnmZe0
雪ノ下「だから、さっきの会話も訂正するわ。そう、違うのよ。あなたはミミズでもカレイでもヒラメなんかでもないわ。ちょっと歪だけど、優しくて、頼りになって、むしろ人間の中でも高い部類に位置する人間よ。今までわたしはあなたに幾度となく助けられて、そして導かれてきたわ。だから尊敬もしてる。それに、いつも堕落的で濁った目をしているけれど、いざというときの真剣な表情には心撃たれるものがあって、率直に言って魅力的だわ。文化祭の時も、私と由比ヶ浜さんにきちんと話してくれた時もそう。ディスティニーランドや初詣に一緒に行けたのも嬉しかったわ。それから、」


八幡「……ゆ、雪ノ下?」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:33:12.13 ID:nEefnmZe0
八幡「……お、う」


雪ノ下「……」

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:34:19.62 ID:nEefnmZe0
数十分後



八幡「その、落ち着いた、か?」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:35:40.20 ID:nEefnmZe0
八幡「……あー、その、なんだ」


雪ノ下「?」

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:36:40.87 ID:nEefnmZe0
下校時刻ちょっと前


雪ノ下「……少し早いけれど、今日はこの辺りにしておきましょうか」ガタッ

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:37:41.20 ID:nEefnmZe0
八幡「……代名詞ばっかりでなんのことだか分かんねえな。小学校で主述の関係って習わなかったのかよ」


雪ノ下「……そう。あなたがそれでいいのなら、そういうことにしておくわ」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/07/10(金) 00:38:36.43 ID:nEefnmZe0
読んでいただいた方ありがとうございました〜


20:名無しNIPPER[sage]
2015/07/10(金) 00:40:21.70 ID:WvYnjYs60
ニヤニヤした



21:名無しNIPPER[sage]
2015/07/10(金) 00:40:31.83 ID:7BAWUJ0T0



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