過去ログ - ほむら「告別」
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119:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:58:44.40 ID:PVCiXxqLo


「よけろバカ!」

 横から聞き覚えのある声と、力を受けて。
 私は巴マミともども弾き飛ばされて、なんとか魔獣の一撃を受けずに済んだ。

 混乱した頭は、その声の主を認めてからようやく。
 自分たちが死ぬ一歩寸前だったことを、理解した。

「佐倉、さん」まだ衝撃冷めやらない、といった様子の巴マミ。

「杏子、あなた、なんで」

 それは私もだった。
 全てを無視して、何の意味もない問いを投げ掛けてしまうほどに。


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