過去ログ - ほむら「告別」
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130:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 00:10:12.84 ID:mAIq3Puio

「ちょっと、我慢してね」

 呼び掛けた声を聞く相手は、もうこの世に居ない。
 だからきっと、躊躇する理由はない。

 背から生える闇を伸ばして。
 鎧の内側へと挿し込んでいく。
 手当たり次第に魔獣をぶつりぶつりと千切りながら。
 その中が空洞になっていることに、寂しさを覚えずには居られなかった。


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