過去ログ - ほむら「告別」
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155:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:42:05.14 ID:mAIq3Puio


 ◆


 あの夜は、とても長かった。

 私は美樹さやかの遺体を抱えて、玄関口で、何も言えずにいた。
 何も言わなかった、というのが正しいかもしれない。
 何を言っても嘘になってしまうから。
 だから最初から、そう決めていた。

 私の様子がおかしいことに、美樹さやかの両親はすぐに気付いた。
 とりあえず重いだろうと、私から愛娘を引き取ろうとして。
 悲鳴が上がった。


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