92:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/12(日) 23:27:36.11 ID:PVCiXxqLo
窓も教室の扉も閉め切られた廊下は、当然のように灯りも落とされていた。
スイッチを入れてみたけれど、無駄な抵抗だった。
窓を通して外から明りが供給されているために、この辺りは真っ暗という訳ではなかった。
ただ、その窓が、よくなかった。
「……勘弁してほしいわね」
外は、バケツをひっくり返したような土砂降りになっていた。
さっきまでの小雨が嘘のよう。
大粒の雨が窓をひっきりなしに打って、激しい音を立てていた。
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