60:みお ◆skOdBilCbI[saga]
2015/07/31(金) 23:42:24.20 ID:RR7q4mBto
ジャン(兵長と二人で見張りとか気まずい。ミカサとならなぁ、ってそれはそれで、なぁ。何か話しかけてみようかな
ジャン「あの、兵長って好きな人とかいるんですか?」
リヴァイ「あ?」
ジャン(うわあぁぁあ、何言ってんだよ俺!!
ジャン「やー。その、恋人とか?俺まだそういうのよくわかんなくてですね、で、どういうものなのかなーと」
リヴァイ「いるぞ、好きな奴なら」
ジャン「え!な、マジっすか!!」
リヴァイ「ああ」
ジャン「へえ、なんか意外というかなんというか全然わかんなかったですよ!あの、いつから好きだったとか、聞いてもいいですか?」
リヴァイ「好きになったのは、随分昔からだな」
ジャン「そんなに長く!?ってことは?今は会ったりしてるんですか?」
リヴァイ「いや、少し前に死んだ。壁外でな」
ジャン「えっ、、、そ、そのすみません自分なにも知らなくて」
リヴァイ「そりゃあそうだろうな。知ってる奴はいないだろうし誰にも喋ってない。変な話だと思うかもしれないだろうが、ずっと隠れて会ってたしそれが当たり前の関係でそれくらい、近くにいた」
ジャン「そんな、どうして俺にそんな話を?」
リヴァイ「聞かれたから答えただけだ。今はもう、困らんからな」
ジャン「う、すみません。でも。それだけ好きで、大切な人だったんですね」
リヴァイ「謝ることはない。それに構わんが、俺にとっては過去形じゃねえな、今でも好きだし大切だ、ありきたりな言葉で表すならな」
ジャン「その、辛かったですよね。それなのに」
リヴァイ「ああ、アイツが死んだら生きられる自信がないくらいだったのにな。今こんなに動けてる自分が不気味なくらいだ。失っても生きてやがる自分に嫌気がさすこともある」
ジャン「そう、なんですか、、、そんな姿、微塵も見せないから気づけなくて、その、俺がそんな立場だったらって考えたらとても耐えられないだろうから、改めて兵長は凄い人なんだって思いました」
リヴァイ「そう、思わせられてるならいいがな。誰も知らないことなのに様子が急におかしくなってたら、まわりも困るだろ」
ジャン「ええ、まあ」
リヴァイ「それにアイツが望んでたことは俺が変わらずにいることだ、そうじゃなきゃ、」
ジャン「?」
そうだ、そうじゃなかったらアイツが俺に求めていた事は、
俺は、全てを失ってもいいくらいに
命など奪い去って欲しかったのに
彼女になら、それが出来ただろう?
できたのにしなかった、か
ペトラは、俺が思ってるよりずっと
リヴァイ「、、、許してくれないような、いい女だ」
ジャン「そうですか。ずっと兵長のこと、見守ってくれてるんですね」
リヴァイ「ああ。そう思わなきゃやってらんねえな、、、悪いが少しの間ここは任せる」
ジャン「は、はい!」
言いながら立ち上がって、少し歩いて、誰もいない場所まで
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