31: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/07/15(水) 10:12:38.98 ID:9XTpaLhVo
盗賊「何を考えてやがる、あいつ……」
僧侶「……今は、信じるしかありません」
嫌な予感が、当たらなければいいのだが―――その瞬間、智将が吠える。
智将「さあ、貴様ら――― 一斉に、掛かるが良いぞ!」
智将の一声に、魔物達が集中的に魔法使いを狙う。
勇者を素通りして、魔物たちは死をも恐れんと魔法使いへと攻撃を繰り出す。
魔法使い「くっ……やってやろうじゃないの……っ!」
勇者「はあ、はあ! 魔法使い、今助けるぞっ!」
智将「勇者よ、よそ見かな?」
刹那、勇者の肩に智将の手が置かれた。
勇者が振り向いた時には、音もなく智将は真後ろに佇んでいた。
勇者が振り向き様、剣を薙ぐ――されど、幻影かの様に智将は掻き消える。
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