過去ログ - グリP「先輩と」モバP「先輩」
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23:名無しNIPPER[saga]
2015/07/16(木) 15:52:56.91 ID:d3Zd/SN00
 それは、ただの子役が言ったのなら、『生意気』だとしか思えなかっただろう。
 実際、その言葉はどれだけ実力があったとしても『生意気』な言葉だった。何様だと思われても仕方ない言葉。

 でも、それでも――泰葉ちゃんのその言葉は、『生意気』だなんて思うことすらできない何かがあった。

監督「……チッ」

 監督は舌打ちをした。そして、桃子の方を見て、溜息を吐いてガシガシと頭を掻いた。

監督「……やるからにはきちんとやる。撮影、ちょっと止めるぞ。考えなおす」

 そうして、監督は引っ込んでいった。周りの人たちはほっと安堵の息を吐いていた。桃子もそうだった。良かった……そう思うとともに、泰葉ちゃんに対する感謝の気持ちが膨らんだ。

桃子(お礼を言わなきゃ)

 そう思って、桃子は泰葉ちゃんの姿を探した。すると、



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